フリーランスの新しい働き方として注目されているクラウドソーシング。
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フリーランスのみならず、普通のサラリーマンや専業主婦であっても、気軽にインターネットを通してお金が稼げる時代になりました。このクラウドソーシングですが、ホームページ制作をおこなう側、つまり発注する側にとってもうまく使えば大きなメリットがあります。
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一般的に、クラウドソーシングで発注する案件は、通常の企業に発注するよりも安く済む場合が多いですし、誰に発注するかによりますが、柔軟な対応を求めやすいことが多いです。
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しかし、使い方を間違えると、かえって時間がかかってしまったり、コストが高くついてしまったりすることがあります。このあたりは、経験から学ぶ部分も多いのですが、皆さんに少しでもスムーズにクラウドソーシングの活用をはじめていただけるよう、私がクラウドソーシングを利用していて感じたことを書かせていただきます。
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単純作業やライティング作業はクラウドソーシングにピッタリ
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指示内容が明確なデータ入力や、ライティング作業は、発注さえしっかりしておけばほとんどの方がうまく仕上げたうえで納品してくれます。
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そのため、まず外注化を検討するのであればこの部分になるでしょう。
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自身の抱えている仕事で、単純なルーチン作業として切り出せる部分がないかを分析して、発注にかかる費用と比較いただき、効果があるのであれば積極的に採り入れるとよいでしょう。
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ただし、ライティング作業については、クオリティを求める場合はある程度のディレクションが必要になることもあるということを頭に入れておきましょう。
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できれば、特定の発注者と長く付き合いを持つことによって、作業に慣れてもらうことと信頼関係の構築をおこなっておく方が望ましいです。
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クリエイティブ制作などデザイン作業はディレクションのことも考えておく
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クリエイティブ制作などのデザイン作業をクラウドソーシングで発注する場合、仕事をする方によってクオリティに大きなバラつきがあるということを覚えておいてください。
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また、データ入力やライティングのように発注すればそれで終わりという単純なものではありませんので、進捗管理やクオリティの中間確認など、ディレクションに時間的コストがかかることがほとんどであると考えた方が良いでしょう。
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こうしたコミュニケーションは、自身がデザイン系の発注に慣れていないと難しいことが多く、あまり自信がないのであれば、少し費用はかさみますがディレクターという肩書きがついた方へ発注するのが望ましいです。
コミュニケーションが一般的なクリエイターよりも円滑であることが多く、少しはスムーズなやり取りが期待できるでしょう。
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デザイン作業の場合はライティング作業以上に、次回以降の発注の際には、新しい発注先を探すよりも、一度こちらの意図をしっかり汲み取ってくれると判断できた方へ継続して発注することが理想となります。
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玉石混合のクラウドソーシングの世界において、フィーリングが合う方をもし見つけられたのであれば、是非とも継続的な関係性の構築を図りたいものです。
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最初はスマーズにやり取りが進まないであろうことは折り込んでおき、フィーリングがあうビジネスパートナーを探すためにクラウドソーシングを利用するというのも有効な考え方のひとつです。
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アンケートなどモニタリングツールとして利用するのもひとつの手
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クラウドソーシングでは単純作業の発注は非常に親和性が高い案件であることをお伝えいたしましたが、これを応用してアンケートへの回答を発注するというのも良いアイディアです。
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通常の企業に発注する場合や自社でシステムを作ってアンケート調査をおこなう場合は、費用も期間もかかるものですが、クラウドソーシングを利用することでこれを大きく圧縮することができます。
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ホームページの改善に関しては、アクセス解析のような定量的なデータのほかに、数字では表すことができない定性的なデータが必要になる場面が出てきます。
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クラウドソーシング大手のランサーズやクラウドワークスにおいては、アンケート依頼用のテンプレートが用意されているということもありますし、アンケート案件を積極的に実施しているユーザーも多いため、比較的安い単価でもスムーズに回答が集まりやすいです。
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アンケート実施や定性的なデータの必要性が生まれた場合、クラウドソーシングを利用した発注方法があるということを覚えておくといざという時に役立ってくれることでしょう。
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クラウドソーシングは扱い方によっては非常に役に立つサービス
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サービスはどのような機能を持っているかよりも、どのように使うかが重要となるケースが多いものです。
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クラウドソーシングサービスもそのひとつです。
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使い方によっては非常に優れたパフォーマンスを誇りますが、使い方を誤ると時間的・金銭的コストが余計にかかったうえにクオリティも落ちてしまったという事態も十分に考えられます。
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自身が抱えている仕事の特性を分析し、上手に活用するようにしましょう。
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