ビジネスや新しい事業・施策を進めていく場合、ただ単に何の戦略もなく進めてしまっていてはいつまでたっても成果を得ることはできません。
きちんと戦略を持ち、その戦略に沿って進めていくことがビジネスや新しい事業・施策を成功させるカギとなります。
そこでこのページでは、ビジネスや新しい事業・施策を成功させるためにぜひ活用していきたい、『PDCAサイクル』について詳しく解説していきたいと思います。
PDCAサイクルは特にWEB上でのビジネスにおいて絶大な効果を発揮してくれるので、マーケティングにWEBを活用している企業やWEB上でビジネスをおこなっている企業は特に参考になるかと思います。
ビジネスの場でよく聞かれるPDCAサイクルとは
PDCAサイクルは、PLAN(プラン)、DO(実行)、CHECK(チェック)、ACT(改善)の順番で回すサイクルのことを表しています。
ビジネスをおこなう上でさまざまな施策を展開していくと思いますが、それらの施策の展開にPDCAサイクルを活用し、PDCAサイクルに沿って日々の作業をおこなっていくことで、効率的に作業や問題点の改善を進めていくことができるようになります。
では、PDCAサイクルは具体的にどのようにして進めていくべきなのでしょうか?
今回は『WEBサイトへのアクセスを増やす』ということを目標として、PDCAサイクルを回すパターンについて解説していきたいと思います。
PLAN(プラン)
PDCAサイクルのPはPLAN(プラン)のPです。
文字通り施策を進めていくうえでのプラン(計画)を立てるフェーズになります。
施策を展開するうえにおいてこのフェーズが最も重要だと言えるので、しっかりと取り組んでいきましょう。
例えば、WEBサイトへのアクセスを増やす方法には、
広告を出稿する
コンテンツマーケティングに取り組む
SNSを活用する
などの方法がありますが、予算や割ける人員などを考慮してこの中から最適なものを選んで取り組んでいきます。
取り組む場合も、自社でおこなっているサービスや販売している製品のターゲットユーザーをしっかりと洗い出し、それらのユーザーが必要としている情報やそれらのユーザーにささる広告を出向していかなくてはいけません。
また、1つのサイクルをどの程度の期間で回していくのかということについても、このPLANの段階で決めておくと良いでしょう。
DO(実行)
DO(実行)では、PLANの項目で立てた計画に基づいて施策をどんどん展開していきます。
この段階で大切なのは、手を止めずにできるだけ早く施策を展開していくことです。
というのも、この施策が正しいかどうかは、後のCHECK(検証)の段階にならないとわかりません。
そのため、一日でも早くCHECKの段階に到達するために、このDOの段階では手を止めずにスピード感を持って施策を展開していくことが重要になってくるわけです。
CHECK(検証)
CHECK(検証)の段階では、DOでおこなった施策に対するユーザーの反応を元に、その施策を評価・検証していきます。
WEBマーケティングの場合、リアルなマーケティングと違いデータを詳細に取ることができるので、CHECKが非常にやりやすくなっています。
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使って、その施策をおこなうことで実際にどれくらいアクセスが増加したのかを細かく検証していきましょう。
ACT(改善)
ACT(改善)は、今回おこなってきた施策の改善点を探るフェーズです。
完璧な施策というものは存在しないので、CHECKで得たデータを元に改善点を探っていると必ず改善点が見つかります。
例えば反応が良くなかった広告やコンテンツの反応が良くなかった理由を探ってみたり、逆に反応が良かった広告やコンテンツの反応が良かった理由を探ることで、次の広告の出稿やコンテンツの制作に活かすことできます。
データが取れるWEBだからこそPDCAサイクルの活用を
WEBマーケティングやWEBのビジネスでは、『詳細なデータが取れる』というメリットがあるのでPDCAサイクルをより活用しやすくなります。
PDCAサイクルを繰り返しおこなうことで施策の精度と効率が上がっていくので、今日からでも取り組むようにしてください。